システム障害の障害概要と所管を記載しています。
■概要
自動車登録検査業務電子情報システム(MOTAS)の障害。
MOTASは運輸支局や自動車登録事務所ので利用される自動車業務登録業務を担うシステム。8:55にMOTASのシステム障害発生。それに引きずられる形で、自動車保有手続きnワンストップサービス(OSS)が停止。
OSSもMOTAS同様で、インターネット申請での自動車検査、登録ができるサービス。
10/1に技術情報手数料の徴収の新機能が追加になっており、その際この徴収システムで利用する情報がMOTASにあり、OSSで処理を行うDB接続が最大値を超えてしまいが停止、同様にOSSも停止となっている。
上限値でデータロストなどではないので同日中に復旧(MOTASは11時、OSSは14時半ごろ)となっている。
■所管
DBなどMWのキャパシティプランに関しては、突発的なものを含めてシステム計画をすると、余剰としてCTOに合わないこともあるので、都度イベントがあるタイミングを見越して、検証環境などで、シミュレーションするが、今回はMOTAS,OSSでの連携がうまくいっておらず発生したようなような事象になる。
こういった事案は、事象が起こって初めて、連携があったことやどれだけのデータ量、処理をまかっていたのかの全体システム統治ができていないために発生すると思われる。
システムの全体把握はデータ連携があるのでシステム管理者や、ドキュメントで把握できるものではなく、開発者、運用者を含めてシステム運用しないと気が付かない部分が多い。
一時前は、会議のメンバーなどを厳選してなど、無理無駄を省くような風潮が強かったが、人が流動的になっている昨今のITの現場は、全体把握が困難なため、もっといろんな人を関与させてシステムに対する気づきを促すようなオペレーションをしないとこういった事案はなくならない。